近年、外国人労働者の雇用ニーズが高まっています。少子高齢化による人手不足も相まった今「高度人材」と呼ばれる外国人の採用は、企業の規模を問わず視野に入れておくべきではないでしょうか。

ただ、「はたして外国人の採用はプラスに働くのだろうか」「手続きがよくわからない」などの疑問もありますよね。

そこで、今回は外国人労働者を採用するメリットを徹底解説していきます!

メリットの前に…そもそも外国人労働者とは?

厚生労働省の発表によると、日本の外国人労働者の多くは、中国、ベトナム、フィリピンなどアジア諸国の出身です。

日本の賃金水準はアジア諸国の中では非常に高いため、彼らは、自国に比べて賃金水準が高い日本での就職を望んでいます。(mufg.jp)また、着物・アニメ・日本食など日本独自の文化や技術も彼らを引き付ける要因となっているようです。

外国人労働者の需要

外国人労働者が日本での就職にモチベーションがあるのに対し、日本国内でも外国人労働者の需要が毎年増加しています。

その要因には、少子高齢化による人材不足や、インバウンドに対応する必要性、アジア諸国に多いエンジニアなどの高度IT人材への期待などが挙げられます。

長い目で見れば、今後ますます外国人人材へのニーズは高まっていくと考えられます。

外国人労働者を採用する課題

外国人労働者の採用を新しく検討するときに、言語の違いから生じる他の社員とのコミュニケーションの問題や、文化や風習の違いが仕事にもたらす影響、就労ビザの取得など雇用手続きが複雑であることなどが課題として挙げられます。

外国人労働者を雇用するメリットはたくさんあります。以下では早速そのメリットを見ていきましょう。

外国人労働者を採用するメリットは?

外国人労働者を採用する具体的なメリットを、4つご紹介します。

優秀な若手人材を確保できる

優秀な若手人材の確保は、外国人採用の最大のメリットとも言えます。

日本人の平均労働年齢が46歳なのに対し、アジア諸国の平均労働年齢は24~31歳程度と非常に若くなっています。そのため、外国人採用では、日本の採用市場よりも20~30代の若手人材を確保しやすくなっています。(日本を支えるアジアの若い力 – NNA)

また、外国語である日本語を学び、国を超えて他国で働きたいという方は、優秀でバイタリティー溢れるケースが多いです。

現在、日本の若年層は売り手市場であるため、特に中小企業は若くて優秀な人材の確保が難しい状況にあります。しかし外国人採用ならば、そのような状況への打開策となり得るでしょう。

グローバル展開時の多言語対応が可能

近年、グローバル化が進み、海外諸国との繋がりが必須とも言えるようになりました。グローバル展開を視野に入れる企業が増大した今、多言語対応が可能な人材が確保できる点も大きなメリットであると言えます。

アジア諸国には母国語・英語・日本語が話せるマルチリンガルの人も多くいます。海外進出を考えている企業であれば、まず初めにぶつかるのが言語の壁ですが、多言語対応が可能な外国人労働者であれば、その国の情報収集やマーケティングの面で大いに戦力になってくれるでしょう。

また、進出先の国の人材を雇用すれば、その国の文化を反映したビジネスモデルの発想や、販路拡大にも貢献してくれるかもしれません。また、その国に精通した人材として、日本の社員と現地職員をつなぐブリッジ人材海外拠点の立ち上げ人としても活躍が期待できます。

早期退職のリスクが少ない

外国人採用は、早期退職者が少ないというメリットもあります。

その大きな理由は、外国人が日本国内で退職した場合、退職後3か月以内に再就職をしなければ就労ビザが取り消しになるという法律があるため、日本人よりも退職のリスクが高いからです。

また、外国人労働者の中には家族とともに働きに来ている人や故郷にいる家族のために高賃金を出稼ぎに来ている人もいます。そのため仕事への責任感が強い人が多く、簡単に退職する人も少ないというわけです。

長期雇用を望んでいる企業であれば、外国人労働者を採用するのがおすすめです。

多様な人材で社内の視野が広がる

日本とは異なる地域のバックグラウンドや価値観を持つ外国人労働者を受け入れることは、社内のグローバル化につながるというメリットもあります。

外国人ならではの新鮮な視点や、柔軟な発想には学ぶべきところがたくさんあります。例えば、日本の1時間あたりの生産性は先進国内で最も低いと言われていますので、日本に比べワークライフバランスが取れた国から来た外国人から効率的な仕事への取り組み意識を学ぶことができるでしょう。

このように、外国人の採用が、社員のアイデアを刺激したり、モチベーションを高めたりすることで、生産性向上や柔軟な体制づくりにつながり、さらにはグローバルに活躍できる企業への成長ににつながると考えられます。

また、ESG評価が重視されるようになった近年では、多様性に富んだ採用の実施が自社評価の向上に貢献する点も、メリットの1つです。

外国人労働者の採用をメリットに繋げよう!

以上、外国人労働者の採用について4つのメリットを見てきましたが、外国人労働者を採用する際の課題を上手く解決するにはどのような採用活動を行えばよいのでしょうか。

以下に、外国人労働者の採用をサポートしているおすすめのサイトをご紹介していきます。

外国人向け求人サイト

こちらは通常の求人サイトと同じく、求人型スカウト型、両方に対応しているものなど様々なサイトがあります。

外国人向け求人サイトの特徴は、募集が多言語に対応していること、職務履歴書の書き方や就労ビザの手続き、住居探しなどのサポートまで、外国人労働者目線のサービスが充実しているサイトが多いことが挙げられます。

また、特定の地域や職種に特化したものや、外国人留学生に特化したもの、高学歴人材の転職に特化したものなど様々なサイトがあるので、目的に適したサイトを選択することが大切です。

外国人人材紹介サイト

こちらは、外国人人材採用を目指す企業と日本で働きたい外国人のマッチングを仲介し、選考から両者の雇用契約までをサポートしてくれるサイトです。

また、担当者がついて相談に乗ってくれる点や、求人票作成や面接日程の調整、合否連絡などの採用行程を代行してくれたりビザ申請住居探しまで行ってくれるサービスがある点も魅力です。

外国人人材紹介サイトにもさまざまな種類があるため、採用の目的、予算、求める人物によって選択する必要があります。

また、国内での採用支援を行っている大手の就職・転職エージェントの中には外国人採用のサポートを行っている会社も多くあるので、そちらをチェックするのも有効な方法でしょう。

まとめ

今回は、外国人労働者を採用するメリットを徹底解説してきました。初めての外国人採用には、心配もたくさんあると思いますが、その分メリットもたくさんあります。

上記でご紹介したようなサービスもうまく活用して、心配を払拭しつつ、ぜひ外国人採用を前向きに考えてみてください。