毎年日本への留学生の人数は増加を続けており、日本学生支援機構の調査によると、2019年5月時点では31万2,214人でした。

この結果は2018年の人数よりも4.4%増となっており、政府が目標とした30万人を突破しています。

このように日本では積極的に留学生の受け入れを行い、それと同時に多くの留学生が日本企業でのアルバイトやインターンシップなどを通して、日本企業に就職しています。

そこで本記事では、日本国内にいる留学生の採用活動における実態を解説していきます。

日本の留学生の現状

現在日本では計画通り、外国人留学生の数を毎年増やしています。そして多くの外国人が日本に来て様々なことを学んでいます。

しかし一方で就職状況に関しての問題は、なかなか改善されていません。文部科学省が2020年5月に発表したデータによると、外国人留学生の日本国内での就職率43%でした。

実際には日本企業への就職を考えている外国人留学生多く存在します。しかし異国の地である日本での就職活動が難しかったり、企業側も外国人留学生をどのように採用していけば良いか、最適な採用活動方法を把握していないなど、あらゆる点で改善が必要とされています。

外国人留学生人材に向いている業種

近頃では多くの企業が外国人留学生の採用を行っています。また外国人留学生も様々な企業への就職のチャンスを探しています。

そこでこの章は、外国人留学生に向いている業種を、より詳細に解説していきます。
 

貿易業

外国人留学生に向いている業界でまず最初に紹介したいのが、貿易関係の企業です。海外商品の買い付けや、貿易事務、海外マーケティングなどの業務は、外国人留学生に非常に向いてると言えます。

海外とのやり取りがメインの業務となる貿易業では、その国の出身者を採用することで、より業務の効率化につながるでしょう。また外国人留学生は現在学習している日本語に加え、もちろん母語もネイティブレベルで話します。

バイリンガルな外国人留学生人材を採用することで、現場での作業がよりスムーズになり、生産性も上がることが期待できます。

観光業

観光業も外国人留学生にとっては、彼らの力を大きく発揮できる業種の一つです。

日本は北海道をはじめ、大阪や京都などといった観光名所が多く、たくさんの外国人観光客が毎年足を運んでいます。そんな現場で必要になってくるのが、語学に堪能な社員です。主にホテルのフロント、ツアーガイド、販売員などがあげられます。

日本のおもてなしは世界各地でも評判が高く、観光に来る多くの外国人旅行客も満足をして帰っていきます。語学に堪能な外国人留学生であれば、外国人旅行客に対して、さらに一つ上のレベルでおもてなしをすることができるでしょう。

情報・通信業

いわゆるITと呼ばれる業界も、外国人留学生に非常に向いています。現在では楽天やソフトバンクなどの大手企業が、外国人留学生の新卒採用を積極的に行っています

さらに他の多くの日本企業も、システムエンジニアやプログラマーを増やす際に、外国人人材を多く採用しています。そのため様々な企業が留学生IT人材と企業を繋げるサービスを多く展開し、年々利用者も増えています。

さらにプログラミング言語は世界共通のため、日本語がビジネスレベルに達していなくても、技術力があれば開発ポジションで活躍できる場合も多くあります。
そのため、情報通信業界は外国人留学生にとって相性の良い業種となっています。

外国人留学生人材の採用における問題

ここまで解説通り、日本には現在多くの優秀な外国人留学生がいます。そしてさらに多くの企業が外国人人材を採用しようと考えています。

しかし通常の採用活動と比べ、外国人人材の採用は難易度が高く途中で断念してしまう企業も多いのではないでしょうか。

そこでこの章では、外国人人材を採用する際に、どのような問題が起きやすいかを解説していきます。外国人人材の採用活動を始める前に読んで、ぜひ参考にしてください。

ミスコミュニケーション

外国人留学生を採用する際に、まず気を付けなければならないのが言語の違いです。

世界的に見ても、日本語は習得が難しい言語だと言われています。そのためビジネスレベルの日本語を習得するのは困難を極めます。

このように日本語自体の難易度が高いことから、面接や書類審査の段階で、企業側と留学生側でミスコミュニケーションが起こることも珍しくありません。

また採用後も、連絡や報告の際にミスコミュニケーションが起こらないために、難しい専門用語を教えたり、通訳が必要となるなどの課題も増えてきます。

留学生が募集情報を手に入れられない

大学生が就活をする際には、マイナビ新卒やリクナビ新卒を利用することは、現在一般的とされています。

しかし外国人留学生が募集情報を得ようとすると、学校の就職課やインターンシップに参加した企業、友人からの紹介などがメインとなっています。

このように現在の日本の就活市場では、外国人に対してあまり多くの情報を発信していません。そのため外国人人材を採用したい企業が、コーポレートサイトなどで募集をかけても、留学生がそのページまでたどり着くことが難しいのが現状です。
 

就労ビザなどの書類手続き

留学生が日本で就職する際には、様々なステップを踏まなければなりません。日本に国籍を移していればそのまま働けますが、そうではない場合、様々な書類上の手続きが必要になってきます。

この作業は留学生たち本人も相当負担に感じており、慣れない土地で母語以外の言語で重要書類を書き進めなければいけないため、相当の労力がかかります。

さらに企業側もその対応のサポートやフォローをしなければならないため、人事部の業務量も増えてしまいます

外国人人材の人材紹介サービスの利点

上記で外国人採用における問題点や課題について解説しました。このようにいざ外国人採用を始めようとしても多くのハードルを越えないと、採用活動を進めていくことができません。

そこで外国人人材の採用を考えているのであれば、外国人人材に特化した人材紹介サービスを利用することをおすすめします。人材紹介サービスは上記で解説した3つの問題点に加え、様々なサポートをしてくれます。

そのため、外国人人材を採用したい企業側も日本で就職したい留学生も積極的に紹介サービスへ登録し、サポートを受けることで双方とも活動がスムーズに行えるようになります。

特におすすめの人材紹介サービスが、株式会社HarmonyforのJob Tree Japanです。文系理系問わず多くの留学生が登録しているため、企業側が欲しい人材を探す際には非常に役に立ちます。

まとめ

ここまで解説したように、現在多くの外国人留学生が日本での就職を考えています。しかし実際は日本企業へ就職するためのハードルは高く、そのためなかなか採用活動に苦戦している企業も多くあります。

自社だけで外国人人材を採用することは非常に難しいため、今後外国人人材の採用を検討しているのであれば人材紹介サービスを利用し、しっかりしたサポートを受けて採用活動をしていくことをおすすめします。